れい「でも、なんでハーネス軍の人がいたんでしょうか」
シロー「そう言われると……演習かなんかあるのかな」
未央「え～でもそんな話聞いてないし～。極秘訓練とかやる気なの？」
シロー「ん゛～、でもエクシアさんとかそういうのあんまやらないしなぁ。やるにしてもハーネス軍側の方とかあるし」
シロー「それにもともとハーネス側から来てる人はいるしさ。そんな気にすることでもないんじゃないかな」
れい「そう、ですか……」
未央「え～でも気になんない？ シロー気になんないの～？」
シロー「気にしなきゃいんだよ。それより、さっきの手合せすごかったな」
未央「そだね！ 機械同士の本気バトル！ しかも生で！」
未央「それに、なかなかいい画撮れたっぽいしさ～！」
れい「さ、さっきの手合せ、録画してたんです、か？」
未央「アハハ、まぁね～！」
シロー「抜け目ないなぁ……」
未央「そんじゃ、ちょっと疲れたから帰ろっかな。アハハ、みんなの話楽しかったなー！」
シロー「見送るか？ 最近物騒だしさ」
未央「すぐそこだからダイジョブだって！ それよりれーちゃんよろしくねー！」
シロー「おー」
シロー「……あれ？ そういやオレなにやってたんだっけ？」
れい「……たぶん報告書とかじゃないですか？」
シロー「あっ！ あ～やっべ忘れてた……てかれいよくわかったな」
れい「しっかりしてください。もう……」
シロー（ん゛～……嘘、ついちったよなぁ……）
れい「…………」
・・・・・・・・・・・・・
キリト「にしても君の盾を割るとはね。彼のカタログスペックは頭に入れてたけど、ちょっと驚きだね」
カオルコ「正直、わたくしも驚きましたわ」
キリト「でも結果的にはキミの圧勝。それに君の装備ならあのままビームサーベルで返り討ちにもできたんじゃないかな？」
カオルコ「っ、あの時は……呑まれましたわ、あの御方の気迫に」
キリト「それでも盾はもう一枚あった。最初と同じで火力押しすれば……」
カオルコ「あなたともあろう者が、愚問ですわね。
あの御方に、正面から戦って勝ちたくなった……装備性能の差などで終わりにしなくなかった。それだけですわ」
キリト「ま、そういうところもカオルコのいいとこだよ」
カオルコ「……茶化さないでくださいません？」