「シローこっち見てー」

シロー「ん? どうかしたか?」

「シローってオフの日なにやってんのかなーって思ってさ」

シロー「なにって……大したことはやってないよ。コレ報告書だしさ」

「じゃーそのたいしたことないことってどんな?」





シロー「空いたときは剣技の自主練とかしてるよ。あと報告書書いたりとかさ」

それは知ってるって! それ以外になんかないのおもしろいこととかさ!」

シロー「おいおい……それ以外だと、装備の手入れとか戦闘ログ見たりストレングスの相手したりとか……後はしいていうと読書くらいか」

「へ~、どんな本読んでるの?」





シロー「昔の伝記とか英雄譚。屋敷の書庫にあったの昔から読んでてさ、架空のも実話のも面白いよ」

未央「へ~、意外と渋い趣味持ってるんだね」

シロー「……ってか、未央さ」





シロー「なに撮ってんだよ、ソレ」

未央アハハ、クリスさんからもらったんだーコレ!

シロー「珍しい感じのだな……映像記録でも撮ってるのか?」

未央「え? そんなすごいのじゃないけど~……」





ストレングス「…………!(とってとって!)」

未央「まぁまぁせっかくだしさ! 動画とか撮ろーって感じなるじゃん?!」

シロー「まぁ確かに、気持ちはわかるけどさ」

未央アハハっ、だからさ手伝ってよアシスタントくん!」

シロー「ははは、わかったよ。報告書もひと段落したとこだしさ」





ストレングス「…………?(サボり?)」

シロー「気晴らしだって」