
未央「ふ~、ただの見回りパトロールって言っても、けっこー大変だね~」
卯月「そんなに広くないと思ってたけど、けっこう歩きましたね」
凛「シロー、パトロールとかっていつもこんな感じなの?」
シロー「普段だったらあんまないよ。人手が足りなかったり騒ぎが大きかったりするときに駆り出されるくらいだし」
凛「へ~、じゃあ今日はどうしてなの?」

シロー「ジェノアスがハッキングされた上に爆弾かなんか仕込まれてたらしくてさ」
未央「あ、アタシ聞いたソレ。れいちゃん大変だったってヤツ」
シロー「ホント無事でよかったよ……それで全機オーバーホールってことになって、ジェノアスの警備任務をオレらでやってるってワケ」
卯月「そうだったんですか……な、なんだか大変なことになってたんですね」

シロー「確かに、最近もろもろ問題が多いからなぁ……むしろ今の今まで表面化してなかったのが逆に怖ぇよ」
未央「アハハ、だからその問題の種を、アタシ達でとっちゃおーって話!」
凛「ふへへ、そんなこと言ってると、次は私達の番かもよ? 噂のオバケが出てきたり……」
卯月「あ、あはは……な、なにもないといいなぁ……」
シロー「てかさっき話してたオバケって聞いたことないけど、どんななんだ?」

未央「なんでも裏路地とか人気のない場所に現れて、『カラダを貸せ~カラダを貸せ~』って呻くんだってさ」
凛「……マジ?」
卯月「わたしもメディカルセンターで聞きました。風船みたいに空をふらふら漂ってるって」
未央「そんで返事しちゃうとそのまま体乗っ取られて、どっかに連れてかれちゃうって話」
シロー「い、今どきベタってか、逆に珍しいな……」

未央「さーおばけーどっからでもででこーいっ! 未央ちゃんが相手になっちゃうよー!」
凛「ちょ、ちょっと未央、騒がないでよ」
卯月「あ、あはは……わたしはあんまり、出てこないでほしいかな……」
シロー「ん~……」

???「…………」