ざ り っ ・ ・ ・

リン「ここね。…………」
れい「……あの……リン、さん……?」
リン「黙ってて。…………」

リン「調査対象の情報、ちゃんと見たの?」
れい「は、はい。調査対象は依頼者を尾行するように追跡。気付かれると即時退却したと……」
リン「逃げた方向は?」
れい「えと、あの位置からだから……あっちの方角に逃げたと思われます」
リン「……ふ~ん」

リン「ちゃんと情報読んでたんだ。まぁまぁね」
れい「あ、ありがt……」
リン「調子乗るんじゃないわよ、それくらい8班では当たり前なんだから」
れい「……はい!」

リン「魔力残滓の感知解析完了。あとは僅かにでも探知して追跡するわ」
れい「そんなことも、できるんですね……」
リン「技術としてはハッカースキルに近くて本職には劣るけど、通信できない環境や現場で即応するには十分よ。覚えておきなさい」
れい「は、はい!」

リン「データリンク、視界に画像を表示するわ。ついてきなさい!」
れい「はいっ!
(オペレーターもいないのに……こんなに、手早く……すごい……)」

リン「(なによ……素直だし、いい返事するし……
ふん、まぁまぁじゃない)」
れい「あ、あの……どうか、しましたか?」
リン「なんでもないわっ! ホラ、さっさと歩きなさい」