ガ ク ン ッ



キリト「ん、おや……接続を切ったか。テレイジグスタンス、だったかな? まぁ今からじゃ、ウチの優秀な部下たちが逃がさないでしょ」

アキヒロ「えぇと……キリト、さん……?」

キリト「呼び捨てでいいよ、さん付け入らないって」





アキヒロ「救援とかさっきの……本当に、ありがとうございます」

キリト「礼はいいって、むしろするならこっちの方だし。というか謝らなきゃいけないくらいだしさ」

アキヒロ「……どういう、ことですか?」





キリト「解析にかかる時間、たぶん明朝ギリまでには間に合わないと踏んでね。
 後出しになるにしても、先行して足止めしておいてくれると助かったんだ」

アキヒロ「……もしかして……あの時の……」

キリト「ホント、挑発したみたいで悪かったよね。こっちとしては利用したわけだし。
 でも、おかげでこちらの準備も間に合ったし、そこのお嬢さんも山もお社も守れたし……うん、ホントに助かったよ」





キリト「ふーっ! これでまぁひと段落、この山ももう大丈夫でしょ!

 それじゃ事後処理云々はこっちでやっとくから、一旦コールフォレストの基地に戻って休んでなよ。そこのお嬢さんもいるしね」

アキヒロ「……なにからなにまで……ありがとうございます!」

キリト「だから堅苦しいのはいいって、お互いさまなんだからさ」

キャス狐「……ちょ、ちょっとだけ……ちょっとだけ、待ってください!





キャス狐アキヒロ、こっち来てください!

アキヒロ「な、なんだ、どうかしたか?」

キャス狐ちょっとだけでいいですから! タマモについてきてください!

キリト「ん? まだMSの残りがいるかもしれないから、気を付けて」