シロー「おはようございますっす……ってひびき? なんで?」

ひびき「シロ~おはよ~。なんでって~、ふつ~だよ~?」

シロー「普通って……そういや今は、13班の一員なんだっけか。なんてーか……」

ひびき「えへへ、あたしもちょっと不思議な感じかな~。早く慣れなきゃね~」

シロー「努力するよ。ってか、いたなら丁度いいな」





シロー「ホラ、遠慮すんなって」

アキヒロ「お、おう……お邪魔、します」

ひびきアキヒロ~! えへへ~いらっしゃ~い。なにかあった~?」

アキヒロ「お、おぉ……大した用じゃないんだけど、な」



・・・・・・・・・・・・・







アキヒロ「それで、オレ達は一時第2班に仮配属扱い。正式配属が決まるまで、自由にしていいって言われた」

ひびき「えへへ、これでアキヒロもあたし達と同じモリビトだね~。改めてよろしくね~」

アキヒロ「……ああ。そう、なんだが……」





アキヒロ「正直、モリビト機関ここここでオレが何をできるのか……わかんねぇんだ」

シロー「ん? ここに来るとき護衛とかやったろ? それに屋敷で戦闘も……」

アキヒロ「そうだけどなぁ……そうじゃねんだよ。

 誰かや何かを守るにしても……なんのために、守らなきゃいけねぇのか、まだ……」





アキヒロ「オレはモリビト……モリビト機関も、ハーネスも、この世界も……なんも知らねぇ」

ひびき「う~ん?」

アキヒロ「目標、みてぇのならある。だから尚更、浮ついた気持ちだけで向き合いたくねぇ。

 だからちゃんとした意味で、守るための理由とか、できること……なんのためになにをすりゃいいのかを、知りたいんだ」

シロー(……やっぱアキヒロ、真面目だなぁ)





クリス「ふむ、それなれば良い任務を頼もうとしようか?」

シロー「うわっ、クリス!? てかいつの間に入って来たんだよ?!

クリス「失礼な、ちゃぁんとノックはしたさ。聞いてない諸君らが悪い」

ひびき「えへへ~気づきませんでしたよ~」

アキヒロ「い、依頼って……なんですか?」

クリス「はっはっは、敬語はいらんよ」





クリス「なぁに、新技術の実証と運用試験に参加してもらいたいだけさ。少々遠くで行う予定なので、ハーネスや見知らぬ面々の人柄に触れるにも丁度いいだろう」

アキヒロ「……オレでいいのか? 屋敷で少し習ったけどよ……まだ、ほとんど何にもわからねぇし……」

クリス「今回の件はキミが持っている二連式エイハブリアクターありきのものになるのでな。丁度まぁ都合よくも、キミにしかできない依頼でもあるのさ」

アキヒロ「オレにしか、か……」

ひびき「えへへ、何事もチャレンジチャレンジだよ~! アキヒロ!