キリツグ「……ここの連中、どう思う?」

三日月「ここの連中? ……もがびととかなんとかだっけ?」

キリツグ「ちょっと惜しいけど……そう、本音でいいよ。あまり気を遣ったりとかじゃ……」






三日月「おかしなヤツらだと思う」

キリツグ「可笑しな、って、どう意味の?」

三日月「普通じゃないって意味。命を張って他人を助けて、それが当然だって笑ってる。

 正直言えばイカれてる。頭おかしいよ」

キリツグ「ははは、手厳しいね」





三日月「……長門が変なんだと思ってた」

キリツグ「長門が、か?」

三日月「長門も変だったから。アンタ達みたいに」





三日月「長門は、どうすればいいかも、どう生きればいいかもわからなかったおれに向かう場所をくれた。

誰かもわからない、自分でもわからないおれに……

 あいつは……すごいヤツだ」

キリツグ「…………」

三日月「……おれ、なんでこんな話してんだろ」





三日月「今更だけど、アンタ気持ち悪いね」

キリツグ「ははは、これも手厳しいね。どうして?」

三日月「……アンタと話ししてると、いらない事ばっか口走る。背中がかゆい」

キリツグ「ごめん、でも話してくれてありがと。君のこと、少しわかって良かったよ」

三日月「いいよ。どうでもいい」