
クリス「さて、これはずっとキミに聞きたかった事なのだが……順を追って羅列しよう。
先に述べたように『人格をサルベージできた』としても、40%程度が関の山。しかし今のキミは、確実に……さらには一部の綻びもなく完全な人格を保っている」
エクシア「…………」
クリス「バイタルパターン思考波形etc……この点については、私が保証しよう。
……真っ先に述べてしまったが、これには一番驚いているのだよ」

クリス「次にはキミの体。驚くべきことに、ほぼモリビトの技術で創られている。
各部の構成ドライヴ等々、総合で見ればかつてのキミ、GN系列フレームの発展形といえよう。さらに言えば、純粋にキミ自身の戦闘データを元に開発されたようですらある」
エクシア「へっ、どぉりで動きやすいと思やぁな」
クリス「GNブラスター然り装備のほぼ多くも、既存の技術体系の発展形といえるものだ……しかし……」

クリス「『刹那』の名を冠された特殊なドライヴシステム……2基のGNドライヴを並列で起動させ、さらには直列にすることで安定して超高出力を発揮することができる……
記録されていたシステム名をそのまま述べれば『刹那式ツインドライヴ』……これを筆頭に……」
エクシア「どうだってンだよ?」
クリス「世代がおかしい、とでも言っておこうか。
先に述べた発展形という言い回し、アレは少なくとも2、3世代は先の発展形、という意味になる。元来なら、過程にあたる技術発展が成されてから生み出されるような装備や技術をすっ飛ばして突然出てきているのだよ。
例えるなれば、魚類が突然翼をはやして鳥類のように空を飛ぶような話さ。
……今現在、私が知りうる限りの人物や情報などから、こういった類を実現できるものは……」

「「 5班先代班長、
ガーベラ・スカーレット教授 」」

エクシア「旧組織時代に戦線を支える兵器や技術の多くを開発した、「異端技術の創造者」……ガーベラの奴しかいねぇな」
クリス「……まったくだ。おかげさまで、多少は縮まったと思っていた能力差がまったく埋まるどころか引き離されているのを思い知らされた気分だよ」