ザック「ふーっ! すっかり冬だな。雪でも降ってきそうだ」

天津風「ホントよね……ね、ねぇザック、寒くない?」

ザック「ああ、さすがに寒いな……耐えらんねぇホドじゃねぇけど、こればっかは鍛えてもどうしようもないしな。天津風こそ……」

天津風「じゃっ、じゃあ、あなたがよければ……」





天津風「あたしで温まっても、いいわよ? 体温高いし……」

ザック「そうなのか? そういえば血色良いよな。顔とか気持ち赤いし」

天津風「だ、だから、触るとあったかいから……温めてあげてもいいわよ?」

ザック「はっはは、ありがとな。そんじゃ遠慮なく……」


ぐ い っ



天津風きゃっ!? な、なにするのよ!

ザック「お~、ホントに天津風あったけぇな。湯たんぽみたいだ」

天津風そっ、そうじゃなくって! あたしが言ったのはちょっと手を握ってあげるくらいで……!」



ぎゅっ

ザック「手、握ってほしかったのか?」

天津風ーっ!? (あっ、手、大きい……)じゃっ、じゃなくて……そうじゃなくって!

ザック「まぁいいだろ、あったかいしな」

天津風「もう、なんであなたは……もうっ……ああ、もう!





天津風「でも……あなたにしては、気が利くんじゃない?」

ザック「そうか?」

天津風「そうよ。このままエスコートしなさいな」

ザックはっははは! 了解、お姫様」