
つばさ「っ……(なん、だ……? 視界が、霞む……それに、指先が痺れて……!)」
サソード「其れ即ち、掠める太刀が貴様の神経を侵し蝕む!」
つばさ「……刃に毒、ということか……!」
サソード「好機、故にっ!!」
だ っ !

つばさ(だが、視界が霞もうとも太刀筋は覚えてきた……!
シローと約束した……負けるわけには、いかない!)

す っ ・ ・ ・
ズ バ ン ッ !

つばさ「なっ……くっ……!?」
唯依「…………」
サソード「真っ直ぐな太刀……其れ故に、切り崩す策は容易く有り!」
ザッ・・・

つばさ「はっ……はっ……く、ぅ……っ!」
サソード「感覚を奪われ、意識外からの不意打ちを受け、それでもなお倒れないとは、称賛! 故にっ!」
つばさ「……奇襲、とは……!」
サソード「今回の目的は勝利ではない。故に、このような手も当然至極」
唯依「…………」