
シロー「魔力の制御の基本は、意志や意識によるものが強いって、つばさ先輩から教わった。
オレのやり方で言うと、ブラックトリガーは魔力伝導率が高いから……まぁ、見た目ではわかんないけど斬れ味を制御したりとかができる」
れい「…………」
シロー「もともと斬れ味は相当いいけど、魔力を上乗せして斬撃の威力を増したり、逆に斬れない一撃になるよう性質を変容させたりする、って感じかな」
れい「そう、だったんですか……すごい……」
シロー「あんますごいことじゃないって。オレだってほとんど無意識でやってるようなもんだしさ」

シロー「だかられいの場合だと……ん゛~、弾丸として撃ち出す魔力を、銃剣みたいに留めてブレードを形成する、って感じかなぁ」
れい「……やって、みます……!」
シロー「き、気をつけろよ。慣れないうちはオレも結構……」

ババキンッ!
れい「きゃっ!?」シロー「うおっ! だ、大丈夫か!?」

れい「は、はい……なん、とか……咄嗟のときには、できたのに……!」
シロー「意識してやりだすと難しいんだよなぁ……オレが最初にやった時はうんともすんともなんなくてどうしようかってなったけどさ」
れい「…………」

シノン「精が出るわね」
れい「っ、シノン、さん……あかねの方は、いいんです、か?」
シノン「2回目も失敗、今は3回目の準備中よ。眺めてるのも退屈だからこっちに来た」
シロー「あっちもあっちで大変そうだよな……てか、オレらやることないんだよなぁ」
シノン「そうは言っても、あまりサボってるとクリス班長に怒られる」
シロー「まぁ有事の対応用にいるだけだから、あんま離れてなけりゃ大丈夫だって」

れい「……成功、するといい、ですね」
シロー「ああ、上手くいくといいな」
シノン「何の技術かはよくわからないけど」
シロー「……そうだけどさ」