
シノン「私が受けた依頼は「あの場所」を守るというものでした。攻撃対象の指示は無く、ただあのエリアに侵入、ないしは接近した者を排除するよう指示を受けました」
アイリス「あの場所を……ね」
シノン「私があの地に着いてから、ハーネスの航空機と交戦するまでの期間は一週間。
その間、奴らも何かをやっているようでしたが……」
アイリス「確証はなくていいわ。シノンちゃんの感じた通りでいいわよ」
シノン「…………」

シノン「何かを運び出しているような……そんな、感覚がありました」
アイリス「何かを……ね」
シノン「輸送規模は大きくない、数も多くないはず……ただ、やけに慎重ではあったと……。
かなり、奴らにとって重要な何かを、運び出そうとしていた……そう、思います」
アイリス「…………」

シノン「確証がなく、申し訳ありません」
アイリス「うぅん、気にしなくていいわ。教えてくれてありがと」
シノン「いえ……それと、もう一つ」

シノン「あの、エターナルと名乗った男……依頼内容を伝える際と、最後に交戦した2度しか会いませんでしたが……普通ではない、ただ者ではない感覚がありました。
……これも、データも確証もない話になりますが」
アイリス「うぅん、気にしなくていいわよ。それに、シノンちゃんの感覚なら信用できるし、重要な情報になるわ」
シノン「…………(確証もないというのに……何故?)」

シノン「お伝えしたいことは、以上になります。お時間をとらせていただいて、ありがとうございました」
アイリス「うふふ、そんな堅いことばっか言わないで♪ それじゃ、お仕事の話はこれでおしまい! お茶にしましょ♪」
シノン「は……しかし、私は……」
アイリス「うふふ♪ 私はシノンちゃんのこと、いろいろお話してほしいな~♪」
シノン「……それは、命令でしょうか?」
アイリス「命令なんかじゃないわ。……ダメかしら?」

シノン「……いえ。それでは、謹んでお受けいたします」
アイリス「うふふ、ありがと♪ それと、せっかくだからそんな堅苦しい喋り方しないでいいわよ。せっかくだから、ね♪」
シノン「……ふぅ、まったく、ここに来てから不思議な体験ばかりね」
アイリス「うふふ♪ そうでしょ?」
シノン「でも……ふふっ、何故だろうな、悪くない」