
シロー「そんな、事が……そういやオレ、エクシアさんのこと全然知らなかったんだな……」
クリス「あの時からしばらく、彼はふさぎ込んでもいたし、どこか生き急いでもいたからな……まるで、また刹那と再会したいと思っているように……
一人の友として、己が無力に打ちひしがれた者として、これでも彼のことをずっと心配していた……」

クリス「……正直、最近は少々安心していたのだよ。
キミ達が新たに13班に配属されてから、少しずつ以前の彼に戻ったように見えた……キミ達から案じられ、キミ達を案じ……
このまま新しい大事なものが、彼の心のスキマを埋めてくれれば……私はそう、思ってすらいた」
シロー「…………」
クリス「いっそ、唯依のことも忘れ……またゼロからでもいい。また、彼が歩みなおしてくれれば、と……」

クリス「……だが、エクシアは忘れてなどいなかった。
その心にあるのは、怨恨か復讐か、あるいは……今まで付き合ってきて、そんなことにも気づけなかった私に察しうることもできん……」
シロー「…………」
クリス「まったくもって、友人失格……己に腹が立ってしかたがない……」

クリス「キミにもいろいろ、泥を被ってもらってしまったな。私一個人として謝罪する。すまなかった」
シロー「い、いいって。クリスらしくないってか……むしろこの話、聞かせてくれてよかったよ」
クリス「……はっはっは! そうだな。確かに、私らしくはなかったな」

クリス「では、一つだけ聞かせてほしい。キミはこの話を聞いて……どうしようと思っている?」
シロー「……それは……オレ、は……」