
ショックウェーブ「こんな早くから珍しいですね。クリス班長からの呼び出しですか?」
シロー「いや、そうじゃないけど……なんてーか、資料室に用があってさ」
ショックウェーブ「了解しました。お通りください」

クリス「気付かれた……か?」
シロー「うぉっ!? く、クリス……」
クリス「そう身構えるでない、責めるつもりはないさ。むしろ言わないよう頼んだのはこちらなのだからな」
シロー「……ドジったってか、気になんなら調べろって言われてさ……すまん」
クリス「謝らんでいいと言っているのだよ……ふむ」

クリス「いいさ、私から話してやろう……友の過去を語るのも身勝手かもしれんが、いい機会だしな」
シロー「……いいのか?」
クリス「キミは口が堅い。そのうえ誰構わず意固地に話さないわけでもない。
……なにより、ここまで関わらせてしまって話さないほど、私も意地悪いわけではないさ」
・・・・・・・・・・・・・

当時、私はまだ5班の班長になりたてだった。それと13班はエクシアと唯依の二人に、うちの技術者の鶴屋刹那が出向していた。
シロー「刹那、さんもいた……それが最初の、13班ってことか……
唯依さんって、どんな人だったんだ?」

エクシア「妙な装備だな。調子はどうそうだ?」
唯依「今のところは、まだ……でも、調子良さそうです……絶対、使いこなしてみせます!」
エクシア「へっ、無理すんなよ。怪我すんぞ」
唯依「はい! 気を付けます」
一言で言えばバカ正直というか、クソ真面目で礼儀正しいヤツであったな。正義感が強くて、いい返事をする、特にエクシアには犬のように従順なヤツだった。
シロー「(い、意外ってか……オレが会った時とキャラ違くないか……?)
……刹那さん、は?」

刹那「調子がよくて当然だ! この私が立案して調整したんだぞ!(ドヤっ」
クリス「はっはっは! 私も手伝ったがな」
唯依「はいっ! お二人が関わったなら、心配することありませんね!」
エクシア「あんまり調子乗らせんなよあの二人っとも。ったくこの程度で馬鹿騒ぎしやがって」
刹那「ばっ、バカだと!? 今バカと言ったのか!?」

刹那「キミの嫁相手にひどいではないか……泣いてしまいそうだぞ……」
エクシア「あぁわかったわかった悪かった。いい年して泣くんじゃねぇ」
刹那「失礼な! 私はまだ×○才だぞ!」
エクシア「元気じゃねぇか」
とことんまで明るく、単純というか……まぁ技術力は確かにあったし、その分柔軟な発想力もなかなかのものだった。
特に、超AI等に関する技術能力は、当時の私より上だったろうなぁ。
シロー(エクシアさんが話してた感じまんまってか、だな……)
特にあの夫婦漫才は……いや、話が逸れたな。
……その日は、新型CCMスーツの稼働テストを行っていた時だった。