クリス「ふむ、これで一旦完了……といったところかな? しっかしまぁ、昼行燈のキミがこうまで無茶をするとはなぁ」

エクシア「……久しぶりにはしゃぎ過ぎただけだ」

クリス「こちらも事情は知ってるさ。なぁに知ってる分だけ深くは聞かんよ」

エクシア「……ったく、腐れ縁てなぁめんどくせぇな」

クリス「お互い様だが、私は悪いと思わんな」





エクシア「それよりあのクソでけぇ機関車はなんだ? お前が一枚噛んでんだろ?」

クリスはっはっは! 戦艦ならいざ知らず機関車とはなぁ! いつの時代の話だね?」

エクシア「うるせぇや。だぁからありゃなんだっつってんだよ」



<

クリス「キミも知ってのものの一つ、『旧組織時代の遺物』。旧組織時代に旧モリビト機関及び旧ハーネス軍の手で開発された、まぁありていな言い方をすれば『戦艦級』が一隻、さ」

エクシア「なるほど。よくもまぁ遺ってたモンだ」

クリス「解析の結果、陸上特殊工作艦『ビルドライナー』と判明した。戦闘向けではないため、実戦投入されないまま何処かで眠っていたようだな。

 ま、事前想定していたものとは違ったが、それとは別にデカい収穫になった。ザックには感謝せねばな」





クリス「現在はモリビト港の乾ドックで解析および整備中。本格的に動かすには少々かかるが……ま、我々第5研究班の手にかかれば造作もないさ」

エクシア「ったく、こうもまぁでけぇことを陰でコソコソやるもんだ」

クリスはっはっは! それも私の趣味さ」

エクシア「……ま、おかげで助かったんだ。グチグチ言いやしねぇよ」





クリス「それにまぁ、図らずとももう一つ気になる娘を連れてきたようだが……キミも会ってみるかね?」

エクシア「いや、13班ウチのガキ共が心配してやがっからな。ラビリスに面倒かけるわけにゃいかねぇし、とっとともどって安心させてやらねぇとな」

クリス「はっはっは、心配されるならよいではないか。少々安心したぞ」

エクシア「あ?」






クリス「エクシア、キミは少々生き急ぎ過ぎていたからなぁ。昔からの親友としては、ずっと心配だったのだよ。

 あとは……彼女のこと、だな……」