あかね「は、はひぃ……あたし、ちょっとは強くなれたでしょうかぁ……?」

キリツグ「うん、どうだろうね」

あかねうぇぇええぇぇっ!? そ、そんなぁ……」





キリツグ「最近の子たちは、自分の能力とかスキルを伸ばしたがる子が多い。確かにその方がすぐに強くなれると思うよ。固有スキルは対策もしにくいし読まれにくいしね。

 だから、こういう基礎を鍛え上げる子って、最近は珍しいんだ」

あかね「はふ……!」

キリツグ「ひびきのおかげだろうね。戦闘面でのスキルは、なかなかのものだったよ。

 俺がやったのは、その土台……基礎を徹底的に固めることだ」

あかね「は、はふ!





キリツグ「あ、あと格闘の仕方も教えたね。あの映画、参考になったでしょ?」

あかね「そ、そうですけどぉ……」

キリツグ「それに、あかねはデストロイヤースキルに囚われずに自由に戦った方が向いてると思うよ。自由に、ね」

あかね「自由、ですか……はふ!」





キリツグ「あかねは、ひびきにはなれない。だが、それと同じかそれ以上に強くなることはできる。

 憧れを抱くことはいいことだけど、あかねはあかねのままで強くなるといいよ。

……がんばって」

あかねはいぃっ!!