天津風「あら? ザックまたいないのね……どこいったのかしら」






リューガおう! 怪我はもう大丈夫かだぜ?」

ザック「ああ。二人のおかげでな。あらためて礼を言わせてもらうよ。ありがとな」

リューガいいってことだぜ! ヒーローとして、当然のことをしたまでだぜ!」

ザック「はっはは、ヒーローか……リューガにはぴったりだな」

リューガ照れるぜ!





ザック「あいつらはどうだ?」

リューガ「まだこっちを見つけてはいないぜ。でも、諦める様子もないみたいだぜ。
 ……ああいう機械のヴィランは命令を達成するまで止まらないからやっかいだぜ」

ザック「それだと、ここが見つかるのも時間の問題かもな……。

 …………」





リューガ「また飛び出す気だぜ?」

ザック「っ……」

リューガ「勇気と蛮勇は違うぜ。守るため、助けるために飛び出しても、助けられなきゃ意味がないぜ。

 自分と相手の戦力差を考えて、策を練ったり逃げたりするのも、一つの勇気だと思うぜ」

ザック「…………」





リューガ「ミイラ取りがミイラになるんじゃ……ただ首をツッコむだけじゃ、ヒーローとは言えないぜ」

ザック「……リューガが言うと、説得力あるな」





リューガ「自分が弱いこと……力が足りないこと、お前自身がよくわかってるはずだぜ。

 だから力を欲しがる、求めたがる気持ちを持つこともわかるぜ」

ザック「…………」

リューガ「……意志なき力を求めてはダメだぜ。弱いなら弱いなりに、自分を活かせる道もあるものだぜ」