
ザック「……ここを、こう……違う? クリスのヤツ、実験機だっつってたな……普通のバイクと勝手が違い過ぎんだろ……」
天津風「ふわぁ……ん……あたし、少し眠いわ。あなたはまだ休まないの?」
ザック「そうだな。武器の手入れして寝るか」
天津風「ま、まだ起きてる気なの?」

天津風「傷はどう? 痛んだりとか、疼いたりとかしない?」
ザック「ああ、天津風の治療のおかげでな。サンキューな」
天津風「リューガさんがくれた薬のおかげよ。あたしは……その、たいした治療とかしてないし……」
ザック「そんなことないって。おかげで助かったんだからな」
天津風「……助けてくれたのはそっちじゃない、もう」
ザック「…………」

ザック「……あんとき、助けられなくてごめんな」
天津風「な、なに言いだすのよいきなり」
ザック「助けるために飛び出しといて、こんなじゃあな……リューガがいなけりゃ、助けるどころか守れもしなかった……モリビトとして、失格だ」
天津風「そんなことないわ。あなたが来てくれなかったら、あの時、あたし……」
ザック「…………」

ザック「悪ぃ! 寝る前だってのにヘンな話しちまったな。オレも、もう寝るか」
天津風「そ、そうよ。怪我してるんだから早く寝なさい」
ザック「ああ」

ザック「…………」