
クリス「ふむふむ、それで天才の私に用とはなにかね?」
あかね「はふぅ、そのぉ……あっ、シロー先輩は、ちょっと待っててもらえませんかぁ?」
シロー「え? ああ、いいけど……クリス、あかねにヘンなことすんなよ」
クリス「はっはっは! してくれと言われなければせんさ」
シロー「…………オレにはやめろっつっても人体実験するくせに……」

クリス「ふむ、それでは改めて、天才の私に何用かね?」
あかね「はふぅ……そのぉ、用というのはですねぇ……その、パレットスーツのことなんですがぁ……」
クリス「ふむ、それならバースに話をするといい。大方メンテか調整なのだろう? 私もできなくはないが、彼の専門分野だからな」
あかね「いっ、いえぇ! そ、そうではなくてぇ……」

あかね「その、新機能とか、新装備とかぁ……もっと強くなれるのって、ないんですかぁ?」
クリス「……。……ふむ、あかねがそう言うとは、完全に想定外で面喰ってしまったぞ。話せることではないかもしれんが、なにかあったのかね?」
あかね「は、はふ……」

あかね「こ、この前、れいちゃんが、えと、その……強くなりましてぇ……」
クリス「ふむ。それは私も聞いているな。モリビトの記録にない『聖遺物』……実に興味深いなぁ」
あかね「……れいちゃんも、シロー先輩も、なんだかみんなすごくてぇ……このままじゃ、あたしだけ置いてかれちゃう気がしましてぇ……だから、そのぉ……」
クリス「…………ふむ。キミのパレットスーツは人工魔力プラズマシャドウを応用した、最新鋭の新装備だ。魔力運用装備の中では、現状使用できる中では最高ランクの物と言える。
それで満足できんとは……贅沢だなぁ?」
あかね「はふぅん……」

クリス「……ま、あるかと聞かれてないわけではない」
あかね「は、はふっ! あ、あるんですかぁ!?」
クリス「だが、これはキミの先輩、小隊長にも吐いた台詞ではあるのだが……」