ラビリス「んや、シロー。どうやね?」

シロー「ん~、前と比べて体力ついた気がするよ。ペース守れれば息切れもそんなしないし、特訓でれいのこと追いかけてたからかな?」

ラビリス「んやぁ、そうやなくて、れいさん達のことやね」

シロー「ん? れいたち、か?」

ラビリス「さっきも立ち止まって、キツそうやったやね。……ちょっと心配やね」





シロー「まぁ、あの二人なら大丈夫だよ」

ラビリス「でもやねぇ……」

シロー「あかねは、なんだかんだでやる気があるってか……ちゃんと、真面目なんだよ。ビビるし弱音も吐くけど、やめることもサボることもなくひびきと特訓してたんだし」

ラビリス「んや……」

シロー「それに素ってか、ああ見えてどっか根っこのとこがすっげぇ強いんだよな。だから立ち止まったり遅れたりすることはあっても、道を外れることは絶対にない。真っ直ぐ追っかけてくるハズだよ」





シロー「れいは……れいはこれまで、他人との関わりを避けてきたから……たぶん、いろんなことを学べなかった……というか、自分の中に積み重ねられなかったと思う」

ラビリス「…………」

シロー「……でも、これから……絶対これから、れいのなかでいろんなモンがどんどん積み上がっていくハズだ。たぶんオレが教えてた時より、ずっと多く、早く……

 ……そう考えるとオレらの方こそ、いつ追いつかれるかもわかんないからな……サボってられないってか、それこそ追い抜かれちったらカッコつかないからな」

ラビリス「……にひひ」

シロー「な、なんだよ……?」





ラビリス「ボーっとしてそうでちゃんと後輩さんのこと見てて……にひひ、副班長として、ウチこそ負けてらんないやね」

シロー「な、なんだよ恥ずいな……ははは。オレの方こそ、負けてられないよ!」

ラビリス「んや!」