れい「……シロー、先輩に、聞いておいてほしいことが、あります……」

シロー「ん? ……ああ、いいよ」

れい「……私、が……奪われた、力のことです……」





れい「……私が使っていた聖遺物、『ソロモンの杖』……悪意を生み出し、植え付ける、災いの杖……

 黒い羽根の弓は、私がもともと持ってた力で……それを利用し、矢として打ち出せるよう、調整されていました」

シロー「そう、だったのか……」





れい「……私は、適合率が低かったので、本来なら使うことはできなかったんですが……呪印の力で、使えるようにされていました……

 ……あの力を使うことが、平和につながると、言われて……」

シロー「れい……」

れい「……あの、聖遺物がある限り……また、必ず……私が引き起こしてきたような、悲しいことが起こるはず、です……

 ……本当なら、私が…………」

シロー「……じゃあ、さ」




シロー「そん時は、一緒に止めなきゃな」

れい「えっ……?」

シロー「れいとオレなら、きっと止められる。きっと、大丈夫だからさ」

れい「っ……ーー……!」





れい「シロー先輩、は……本当に、ずるい人です……」

シロー「な、なんでだよ?」

れい「知りません……!」





れい(シロー先輩は、私が後輩でよかったと、言ってくれたけど……

 私は、シロー先輩の後輩、で……よかった……本当に……)