ティアナ「そうだ。せっかくだかられいちゃんの好きなもの、晩ごはんに作ってあげるよ。なにがいいかな?」

れい「い、いえっ、その、私は……」

ティアナ「遠慮しなくていいよぉ。なんでもは難しいけど、けっこういろんな料理作れるんだ」

れい「…………そ、それでは……」





れい「……シロー、先輩の……好きなもので、いいです……」

ティアナ「え? それでもいいけど、れいちゃんの好きなものは?」

れい「いえ、その……私は、特にないんで……」

ティアナ「そっかぁ……それじゃ、これからいろんな料理作ってあげるから、おいしいもの見つかったら教えてね」





ティアナ「シローが好きなのはね、肉じゃがとホワイトシチューなんだよ」

れい「そ、そうなん、ですか?」

ティアナ「使ってる材料はほとんどおんなじなのに、ちょっと不思議だよねぇ」

れい「そ、ん……」





ティアナ「う~ん……」

シロー「ん? ティアナどうした?」

ティアナ「あ、シロー。今日はシチューと肉じゃがなんだけど……れいちゃんのリクエスト、シローの好きなものがいいって言ったんだ」

シロー「それはちょっと嬉しいけど……ん゛~……」





ティアナ「早く打ち解けてくれるといいんだけどね……ちょっと心配だよぉ」

シロー「ん~、そうだよな。特にあいつ、責任感とか強いからなぁ……多分まだ、気負いすぎてるとこもあると思うけど……」

ティアナ「そうかもね……シローなら話しやすいと思うから、ちゃんと見てあげててね。
 あとできればでいいんだけど……れいちゃんの好きなものも、聞いておいてくれないかなぁ」

シロー「ははは。ああ、わかった。今度聞いてみるよ」