
シロー「っ!? アイギス! 大丈夫か!?」
アイギス「シロー! こ、腰が抜けただけなので大丈夫でありますが……そ、それよりれいさんが……!」
シロー「ああ、わかってる……クリス、れいは今どこにいる!?」
クリス『ふむ、シローか……なにやら、事情を知っているようだな 』

クリス『……彼女ならつい先ほど、第5階層に侵入したところだ。ザックとバンシィ、ラビリスを中心に、警備用ジェノアスを送り込んでいるところだが……少々厄介なことになっていてな、足止めを食らっている 』
シロー「ザック先輩とラビリス達が……」
クリス『急ぎたまえ。彼女の目的はおそらく…… 』
シロー「最深部のデータ……だろ? でも普通に考えて、ロックかなんかかかってるじゃないのか?」

クリス『……外部ハッキングなら隔離措置もできたろうが……第7階層の補助記憶サーキット。本来なら、前班長のみ情報を引き出すことができるはずだが……そことメインサーバーを直接狙われたら、どうなるかはわからん。
少なくとも何らかの手段があるから、このような強行措置に走っているといえるだろうな 』
シロー「そうか……わかった。第3階層より下って行ったことないから、ガイド頼む」
クリス『残念だが、周辺状況の確認やらで総合司令塔と相互解析を行っているから手が離せんのだよ。
それに、キミの後輩が残したパン屑を辿ればわかるはずさ。それでも必要とあれば、その都度聞くといい。天才の私が、片手間で相手をしてやろう 』
シロー「……わかった」

クリス『気を付けたまえ。道中トラップが仕掛けられているうえ、なにやらハッキングめいたものまで行っている……内装、備品の損壊はとやかく言わん。キミの大事な後輩だ。さっさと捕まえてきたまえ 』
アイギス「し、シロー! その、ねぇさんとバンシィと……れいさんをよろしくであります!」
シロー「……ああ!」

クリス「さぁて……片手間ついでに、アレの準備も進めておいたほうがいいだろうな。
ショックウェーブ! ……っと、私の有能な助手くんはどこにいった?」
イースレイ「あの~なにやら大変そうなんですが、ボクも行ったほうがいいんじゃないでしょうか?」
クリス「キミには少々手伝ってほしいことがある。あちらはシロー達に任せてここにいたまえ。
なにごとにも、次善の策は打っておいた方がいい。というものさ」