エクシア「おぅ、シロー。仕事あがりか?」

シロー「あ、はいっす。お疲れさまっす」

エクシア「まぁ待て。今からちょいと暇あるか?」

シロー「はい、特に用とかないっすけど」





エクシア「なら、一杯付き合え。もう飲めんだろ?」

シロー「……オレ、酒苦手っすよ?」

エクシア「普段言うこと聞かねぇんだ。こういうときにゃ、上司の言うことは聞いとくもんだ」

シロー「こ、こういうのってパワハラじゃないっすか……? ま、まぁ……付き合いますっす」





シロー「ぐっ……くぁっ……!

エクシア「酒に弱いようには見えねぇが……飲み慣れてねぇのか?」

シロー「なんてーか、能力の関係でか酔っぱらったりとかしないんすけど……カラダがアルコールと反作用起こして、体調悪くなったりするんす……あとやっぱいろいろ苦手っす……」

エクシア「なるほどな。酒の良さをわかれねぇなんざ、もったいねぇな。

 …………」





エクシア「シローお前、今ランクいくつだ?」

シロー「え゛……C-っす。ギリ一般隊員扱いの」

エクシア「そうか……昇格試験は?」

シロー「昔一回やって協合実技でミスって落ちてから、受けてないっす。今のままでもそう問題はないっすし……」

エクシア「…………」

シロー「……そ、それがどうかしたっすか?」





エクシア「お前、今度のカーニバルでBラン目指せ。最低でも、B+な」

シロー「ぶっ! ……ちょ、それ難しくないっすか? C+かB-くらいならまだしもB+って……副班長の最低必須ランクっすよ。今のつばさ先輩と同ランクじゃないっすか」

エクシア「だぁから、それになれっつってんだよ」

シロー「ん、んなこと言われても……できるかどうかわかんないっすし……」

エクシア「ったく……お前はいつまでたっても、そういうとこ変わんねぇなぁ。男なら胸張りやがれってんだ」

シロー「んぐ……そういやザック先輩にも言われたなぁ……」





エクシア「ま、お前がそんくらい強くなってりゃ、オレも安心できるってこったよ。

 ……それに、気になってる相手いるんだろ?」

シロー「……そりゃ、いるっすけど……」

エクシア「なら丁度いいだろが。お前の全力、そいつにブチ当たってこい」

シロー「……わかり、ましたっす……!」






エクシア「ったく……どいつもこいつも世話のかかるヤツらだ」