タカトラ「そちらの報告書は読ませてもらった。……恐らく、侵攻派の仕業で間違いはないだろう」

キリツグ「やっぱり、そうだとは思っていたんだ」

タカトラ「……今現在、アラビスタは侵攻派と保守派に分かれている。こちらも監視は強めているつもりだが、それでも侵攻派の動きは止め切れていないのも実情だ。

 ……奴が台頭してきているのもあるが……そうでなかろうと、俺の力不足が原因といえるな」

キリツグ「そんなことはないよ。それでもタカトラ達がいてくれているから今の状況で抑えられているし、そうでなければ今頃また、争乱が起きていてもおかしくはないよ」

タカトラ「…………ふん」





タカトラ「それと、これは推察ではあるが……アラビスタの内部に不穏な者が紛れているかもしれない。そちらにも監視の目は裂いているが……正直、動きがつかめない。気を付けてくれ」

キリツグ「ありがとう。タカトラこそ、気を付けて」

タカトラ「ふっ……おせっかいは、相変わらずだな」

キリツグ「お互いにね」





タカトラ「ともあれ、加賀、といったか……そちらで保護してくれて助かった。礼を言う。

 ……今度、機会があれば……メロンでも持ってくるとしよう」

キリツグ「ふふ、楽しみにしておくよ。その時にはアイリスも呼んで、お茶でも一緒に飲もう」

タカトラ「……そうだな」





タカトラ「アリーサ、行くぞ」

キリツグ「デイトナ、あまり睨まないで。失礼だよ」


アリーサ「は、はい。わかりました」

デイトナ「……失礼しました」