キリツグ「状況報告を。何があった?」

千早「遠距離からの砲撃を確認、先の爆発による被害は、今のところ見受けられません。それと屋敷の周囲に敵性反応多数、展開しています」

キリツグ「……そちらからの連絡は?」

千早「今のところ、ありません」

キリツグ「となると、タカトラではない……侵攻派の方か。厄介だね」





キリツグ「7班、デイトナ達に連絡。広域に展開して各個指揮官クラスを確実に撃破。物量に釣られず、丁重におもてなししてやれ。俺の部隊と澪は防衛ラインの構築と7班のフォロー。
屋敷にはお客様が来ている。近づかせないようにね」

千早「了解、伝達します」

キリツグ「アラビスタの連中との小競り合いは少なくなかったが……これほど規模が大きいのは、久々かもしれないね。各員、よく気を付けるようにとも伝えてくれ」

千早「了解です」





千早「やはり……あの、救助した方が目的なのでしょうか?」

キリツグ「かもしれないけど、普通ならもっと平和的に来てもおかしくない。タカトラなら尚更、ね。

 無理矢理に奪い返そうとするような相手なら、渡すわけにはいかない、かな」

千早「……ですね!」





キリツグ「それと千早、アレはもう仕上がってたかな?」

千早「はい、微調整まではまだですが、完了しています」

キリツグ「そうか。助かるよ」

千早「いえ……キリツグさん、お気をつけて」

キリツグ「ああ、ありがとう」



・・・・・・・・・・・・・







ザック「お、おいお前、どこ行くんだよ! また出ていくとか言い出す気か!?」

加賀「はい、敵の狙いは私です。……先ほど申し上げましたが、これ以上あなた達に迷惑をかけるわけにはいきません」

杏子「そんでホイホイ捕まりに行って、その後お前どうなんだよ?」

加賀「……データ採取の被検体か、攻撃実験の的でしょうね」

れい「っ!

まどか「そ、そんなぁ!」




ひ し っ !


シロー「まどか、しがみついてでもどっか行かしたりするな!」

まどか「う、うん!」

加賀「……離してください」

まどか「は、離しません!」

加賀「…………」





キリツグ「シロー達がいればこうなるとは思ってたけど……助かったよ。ありがとう」

シロー「お、オヤジ! 何が起きてるってか……!?」

キリツグ「手短に話す。聞いてくれ」