???「そ、その……シロー、先輩……」

シロー「……え?」





れい「その、だ、大丈夫、ですか?」

シロー「れ、れい? ……なんでここにいるんだ?」

れい「そ、その、アイリス総長から休暇をもらいまして、その……クリスさんから、ここがいいと薦められたので……」

シロー「そうか、れいもだよな……ははは、これじゃ、本拠地にいんのとあんま変わんない気がするな

 てか、一人でよくこれたな。ここまで4時間くらいかかっただろ?」

れい「はい。でも、ゆっくり風景が見れたので、その……有意義な時間だったと、思います」

シロー「ははは、そう言われると確かにな」





れい「その、それより……大丈夫、ですか? 倒れて、その……泣い……その……」

シロー「……心配してくれてありがとな。大丈夫だって」

れい「…………」





れい「そ、その、シロー先輩……ちょっとだけ、お話ししたいことがあるんですが……聞いて、もらえますか?」

シロー「え? ああ、いいけど」

れい「はい……その……」