シロー「ん? 訓練用の剣か……誰が使ったんだ?

 ……オレが訓練生だったころは、放っておくとシグ姐さんにメチャメチャ怒られたからなぁ……」





シロー「……訓練生だったころ、か……」




ヒ ュ ッ !



シロー(迷ったままの剣を振るってはいけない……そう、言われた)




 意味は分かる……意志なき剣は……迷った心で剣を振っても、相手を傷つけるどころか、自分を傷つけかねない……守りたいものも守れず、最悪の事態も起こしかねない……



ぶ ん っ !



シロー「そういうことを、つばさ先輩は教えようとしてくれたって、わかるんだよ……わかるんだけど、さ……」







が っ




シロー「あっ」


 …………正直、今のオレじゃ……つばさ先輩に、どう答えればいいかわかんないんだよ、な……


ど し ゃ っ








シロー「それに……つばさ先輩に甘えっぱなしで……つばさ先輩のこと、傷つけちった……最低だ」