エクシア「おいシロー、お前の出した報告書、途中からずれてんぞ。誤字脱字も多いし、お前らしくもねぇ」

シロー「え? あ゛っ! マジすか……すんません、すぐ直します!」

エクシア「それに顔色悪ぃぞ。ったく、朝飯くらいちゃんと食え。いつ任務がくるかもわかんねぇんだから、体調管理くらいしっかりしやがれ」

シロー「っ……すんません」

エクシア「…………」





エクシア「それとよ、お前に話があんだ。そのままでいいから聞いとけ」

シロー「は、はいっす……なんすか?」

エクシア「今回の任務のことで、アイリスさんから話があってな」

シロー「え、な……なんのことっすか?!」

エクシア「あ? ……まぁ、懲罰任務は懲罰だから外れっとしても、今回のレッドタワーでのお前らの功績は相当だからな。

 んで、アイリス総長からお前に特別報酬が出るそうだ」

シロー「……母さんから特別報酬って、いったいなんすか?」





エクシア「おおよそ2週間程度の休暇だそうだ。有給扱いのな」

シロー「……休暇、っすか?」

エクシア「ああ。長距離の移動に連続した任務、戦闘まで幾度とこなしやがったからな。疲労もたまってんだろ。休める時にゆっくり休んどけ」

シロー「でも、今いろいろ大変じゃないっすか。オレも休んでる場合じゃないっすよ」

エクシア「お前が休みなく働いた結果のこの報告書じゃねぇか」

シロー「う゛……なんも言い返せないっす……」





エクシア「それにシロー、おめぇよ……なんかしら悩み事でもかかえてんだろ?」

シロー「そ、それは……」

エクシア「そういう時は無理に解決法を探さねぇで、なんも考えずボーっとすんのも手ってもんだ。

 それに、俺らのことは心配すんな。お前が気ぃ張ってなけりゃダメになるような13班じゃねぇよ」

シロー「…………」





エクシア「どこでも、何するでも構やしねぇよ。お前の中で答えが出るまで、どっかふらふらしてくりゃいい。たまにゃ、そんな風にすごしてみんのも悪かねぇだろうよ」

シロー「……わかりましたってか……はいっす。お言葉に甘えて、少し休ませてもらうっす」

エクシア「へっ、お前の挙げた戦果だ。甘える必要もねぇよ」