シロー「通信が繋がんないのか……まさか、またジャミングか?」

れい「……私の通信機も使えません。これじゃ、増援は……」

シロー「とはいえあんなんほっといたら、ヘタすりゃニーズシティあたりにまで行きかねないし……となると、あとは……」





ザザッ……ガッ、

シロー「こいつから情報を引き出せればいいんだけど……お~い、聞こえるか? ……確かグラスゴー級は簡易AI搭載機だけど遠隔操作ができるから、もしかしたらと思ったんだけど……」

ガガガ……ザーッ

れい「……ジャミングがかかってるなら、こちらとおなじで通信できない、ということになると思います……」

シロー「ん゛~、やっぱそうだよなぁ……せっかく引きずってきたんだが……」

ザーー……ジッ





残念だが、そちらが期待できるような情報は持っていない

れいっ!?

シロー「うわっ! 通じた!?

通信回線を繋げた。無線越しで失礼する……こちらはアラビスタ第113機甲部隊。主に国境近辺の警備を行っている。国境に近いこのエリアでエネルギー反応を感知したため、その調査に赴き、先の怪獣と交戦していた。

……事前通達なしに領域侵犯を犯したことは、ハーネス及び貴君らの組織に、正式に謝罪と説明をさせてもらう


れい「……それより、情報を持っていない、というのは、どういうことですか?」





確かに何者かがあの怪獣と関わりのあるのは目撃したが、あの怪獣を止められるような情報はなにも得られていない……わかっているのは、あの強靭な装甲とパワーくらいなものだ。

呉越同舟、戦力として協力したいとも思うが……この機体は通信機能ぐらいしかもう生きていない


シロー「そうか……となると最悪、あいつ放って撤退する必要もあるかも……」


あっ! あのぉっ!!




れい「あ、あかね?」

あかね「あのぉ……ちょっと、聞いてもらっていいですかぁ……」

シロー「あ、ああ、いいけど……どうした?」