シロー「すんませんっすザック先輩、ホント助かりました……」

ザック「時間稼ぎくらいいいってことよ! 先に動き出したのはお前らの方だしな。 それに、まだ気ぃ抜くなよな隊長」

シロー「う゛……はいっす!」

れい「その、さっきの……すごかった、です。

……その、ザック先輩のスキル専攻って……」

ザック「オレか? そんな、たいしたことはねえよ」





ザック「オレは凡才で、なにが向いてんのかもわかんなかったからな……専攻は選んでない。
サムライ、デストロイヤー、トリックスター。そいつらの基礎を刷り込んだだけだ。それと、この新装備で多少サイキックのスキルも使えるようになったけど、そんだけだ」

れい「そ、そんなことが……」

ザック「一番近いのは法剣士インペリアルって言われたこともあるけど、そんな大それたモンじゃねえよ」




ひびき「えへへ、つばさ先輩が言ってましたよ~。ザック先輩くらいのオールラウンダーはいないって!」

ザックはっは! つばさもお前らも、相変わらず褒め上手だよな。
あんまり買いかぶんなよ、結局はどのスキルも極めらんなかっただけなんだからよ。

……それより、お喋りの続きは戻ってからだな」

れい「は、はい! シロー先輩は……」




シロー「こちらシロー。ヨミ応答を……聞こえてるか? こっちは……

……おいヨミ! こんなときまで無視すん……通信が繋がんないのか……?」

れい「……私の通信機も使えません。これじゃ、増援は……」

シロー「とはいえあんなんほっといたら、ヘタすりゃニーズシティあたりにまで行きかねないし……となると、あとは……」