
ラビリス「なぁ美琴さん、一つ聞かせてぇな。なんで、ウチらに協力してくれたん? 座標データとか、さっきシローだけ行かしてくれたんもそうやし……」
美琴「ん? 座標データはあたしじゃないけど……あたしたちは傭兵まがいの能力者集団。確かに任務は最重要だけど、それ以上に、あたし達には能力者としての誇りがあるわ。
だから、こんな誘拐まがいの任務なんて乗り気じゃなかったし、それに……」

美琴「ホントは、アタシもみんなと友達になってみたい……ラビリス達となら、仲良くなれるかなぁとかって、さ。
だから、ホントはあの子もラビリス達に連れ戻してほしかったのかも~、なんてね」
ラビリス「ん、んや……?」
美琴「……あ~、ゴメン! せっかくのバトルだもんね……楽しまなきゃ、野暮ってもんよね!」
す っ ・ ・ ・

美琴「それじゃ、これは正々堂々ってことで」

ラビリス「んや……もうちょい話したいけど、それは戦った後やね!」
美琴「へへっ、ラビリスもわかってきたわね……それじゃ、行くよ?」
キ ン っ
