
シロー「な、えっ、エクシアさん!」
ティアナ「エクシアさん、どうしたんですか!?」
エクシア「……ぐっ……シロー、ティアナ、か……わりぃ、班舎まで連れてってくれ……」
ティアナ「無理しないで……その、エクシアさん、なにが……?」
エクシア「……マト、と……ストレングスが、連れて行かれた……いや……自分から、出ていきやがったんだ……」
・・・・・・・・・・・・・

シロー「……ま、マジっすか……いや、最近のマトの様子じゃ……」
ティアナ「ど、どうしよう……向こうにはワープみたいなのができる人がいたよ……」
エクシア「……どうにも、手掛かりがない……この少数でやみくもに探すわけにもいかねぇ……くそっ……」
ラビリス「んや……どうすれば、ええんやね……」

ピ リ リ リ リ リ っ !
シロー「な、なんだ!? CCMが……非通知、無題……添付データ? …………っ!?」
スバル「ねねシロー、今のなんだったの?」
シロー「……エクシアさん、見てください!」

エクシア「……座標データ? これぁ……」
ティアナ「もしかして……マトとストレングスが連れてかれた先……?」
エクシア「……信憑性はねぇが、今の状況じゃこんなんでも頼ってみるしかねぇな。
……5分で、可能な限り支度しろ。時間がねぇうえに、おそらく支援も見込めねえ……矛盾してるが、万全の準備をしろ」
シロー「……了解っす!」

エクシア「それとアイギス……お前には、別で頼みてぇことがある」
アイギス「えっ……し、しかし、私のせいでマトが……」
エクシア「頼む……今の状況じゃあ、お前にしかできねぇ事だからな……」
シロー「……ならオレも一つ、頼んでいいか?」
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マト「…………ねぇ、どこに連れていくの?」
グルゼオン「お前さんに話す義理ぁねぇよ。黙ってついてきな」
ストレングス「…………(むっ)」

マキナ「…………これは、あの時の借りってことにしておくわ……
このままで、終わらせるんじゃないわよ……!」