
アイリス「ね、ふたりとも強いでしょ?」
シグナム「はい、二人とも実力は申し分ないです。屋敷での訓練は、今のところ不要でしょう」
美嘉「あ、えと、ありがとうございます!」
莉嘉「わーい☆ ほめられた~」
シロー「……なんとなく察しがつきはじめましたけど、どういうことっすか?」

アイリス「うふふ、新しく機動班として11班を新設することになってね。
その即戦力として、シブヤ繁花樹海からスカウトしてきたのがこの二人なの♪」
シグナム「屋敷での訓練が必要かどうかの確認のために、今回模擬戦形式でテストさせてもらったんだが……
まだまだ荒はあるが、はっきり言って予想以上だった」
莉嘉「わーい☆ またほめられた~」
シロー「……そのテストのために、オレらが呼び出されたってわけっすね……」

シグナム「ああ。美嘉はサイキックとしての能力を、莉嘉はデストロイヤーとしての身体能力を、それぞれ確認したかったんだが……こっちのほうがおもしろいと、アイリス総長が聞かなくてな」
美嘉「……でもそれなら、こんな実戦じゃなくてもよかったんじゃない?」
アイリス「うふふ♪ 実戦形式のほうがてっとり早いし、それに仲良くなれたでしょ?」
美嘉「そ、そう言われれば、そうかもですけど……」
シロー「……まぁ、k……アイリス総長なら、いつもこんな感じだから、仕方ないっちゃしかたないか……」

シグナム「だが二人ともまだまだ荒が目立つな。よし、少々手解きをしてやろう」
美嘉「えっ!? ……い、今からですか? ちょっと休憩とかは……」
シグナム「当然だ。体もほぐれているだろう? それとシロー! 貴様は逃げ回ってばかりいて……貴様も叩きなおしてやる!!」
シロー「え゛っ!?」
スバル「やったー特訓だー!!」
莉嘉「わーい☆」

アイリス「うふふ、熱中症には気をつけてね♪ それじゃ、私はアイス食べてか~えろ~っと♪」
シロー「あっ!? ずりい!!」
シグナム「どこへ行く気だシロー? 特訓をはじめるぞ!!」