ラビリス「は~、は~……なんとか撒けたみたいやねぇ……」

シロー「ぜっ、ぜっ……この前、杏子から裏道教えてもらってよかったよ……」

ストレングス「…………」

バンシィ「……なぁアンタら……なんでオレのことそんな助けてくれんだよ。オレが悪いヤツだったらどうするつもりだよ」




ラビリス「ん……ウチもな、バンシィみたく起動したときの記憶があんまないんよ。せやからかな、ほっとかれへんのやよ」

シロー「オレもまぁ、そんな感じかな。それにお前ってなんか、悪そうな感じしなかったからさ」

ラビリス「せや、ホントにわるもんやったら、自分でそんなこと言わへんよ。バンシィはええヤツやね」

バンシィ「……お前ら…………」




ラビリス「にひひ、お前やなくてラビリス。それにシロー、ストレングスな」

バンシィ……!

ストレングス「…………?」

シロー「それよりこれからどうすっかだけど……やっぱ、クリスに診てもらったほうがいいよな」

バンシィ「……く、クリスって、誰だよ」

ラビリス「ん、科学者さんやよ。メカのお医者さんやね。安心しぃな、信頼できるから」




バンシィ「……わりぃ、なんか迷惑かけちまって……」

ラビリス「そんなん言わんでもええって。困った時はお互いさまやしね」

シロー「そうそう。それにほっとくのもなんか嫌だしな」

ラビリス「にひひ、それにそう言われるんなら、あとでお礼言われた方がウチはうれしいやね」

バンシィ「……わかった……ら、ラビリス……」

ストレングス「…………?」



ザ っ ・ ・ ・





???「…………」