
クリス「ブレイブ、改めグラハム。彼は少々、特別でな。通常なら超AIは基礎性格データを設定してから個性の育成が行われるのだが、彼はあるパイロットのパーソナルデータをもとに人格形成が為されているんだ」
シロー「んじゃ、その調整に時間がかかったってわけか?」
クリス「はっはっは、キミにしては物分かりがいいじゃないか。試験運用もできるだけ秘密にしたのも、その特殊性ゆえさ。
まぁ、時間をかけた分その出来は完璧……と、言いたいが……」

エイラ「ちょっとグラハムぅぅう! アンタなにひっかけてんのよぉぉ!!」
グラハム「知らん! 私は私にしか興味がない! 身に覚えもない!!」
サーニャ「ぐ、グラハムさん止まってぇ!」
シロー「……なぁアイツ、本当に大丈夫なのか?」
クリス「元の人格に問題があったのか、私の言うこともなかなか聞かなくてな。
……あれでも6班の新設部隊長を務めてもらうんだから、しっかりしてほしいのだがなぁ」

サーニャ「ぐ、グラハムさん、どうしたんですか?」
グラハム「エイラから反省するよう言われたので、反省している! しかし……」
サーニャ「しかし?」
グラハム「なぜ反省しなければいけないのかわからない! 私はただ洗濯をしていただけだ!」
サーニャ(天然……天然、なのかなぁ?)