
???「誰やの、そこにいるんは?」
シロー「お、お前こそ誰だよ!」
???「人の名を聞く前に、自分が名乗るんが礼儀ちゃうんの?」
シロー「そ、そっちから聞いといて……まぁいいや。オレはシロー。お前は?」

ラビリス「ん、ウチ……んんん! わたしはラビリス。……あれ? それ以外のことはわからん……ですね。体もあんまよく動きませんし……」
シロー「わからないって……記憶喪失とかか? 体も動かないんなら、クリスに診てもらったほうがいいか?」
ラビリス「クリス? ……誰やのそれ?」
シロー「5班の……あ~、まぁとにかくメカとかプログラムに強いヤツだよ。たぶんすぐに直してくれると思うけど……」

ラビリス「ん! んや、それはあかん! あっ! ……それは、ダメです!」
シロー「な、なんでだよ……?」
ラビリス「そ、その……今、一応自己修復モード入ってるし、そんな迷惑かけんでも大丈夫やと思いますから……」
ピ リ リ リ !
ラビリス「っ!?」

クリス『私だ。そっちの調査状況は、どうかと思ってな』
シロー「あ、ああ……地下の方に来たけど、こっちにゃなんもないみたいだ」
ラビリス「……!」
クリス『……ふむ、そうか。こっちはコンピュータールームの扉が崩れてしまっていてな。天才の私でもお手上げだ。少々早いが、一旦調査を終了する。奥にいるなら早く戻ってきたまえ』
シロー「ああ、わかってるよ」
ピ ッ

ラビリス「……なんで、ウチのこと言わんかったの?」
シロー「ん~……なんでだろ。わかんねぇけど、そうした方がいいと思ってさ。お前も嫌がってたしな。
……んじゃ、オレ行くな」
ラビリス「……な、なぁシロー!!」

???「その……よかったらでえんやけど……また、会いに来てくれへんか?」
シロー「ん? ……ああ。そんじゃ、また遊びにくるよ。それとお前が直ったらでいいからさ、そんときには他のヤツらにも紹介させてくれよな」
ラビリス「ん……わかった。考えとくわ」
シロー「ああ、じゃあ……またな」