
シャマル「はい、メディカルチェック終わりました。楽にしていいですよ」
黒雪「うぅ……」
ひびき「シャマルさん、黒雪ちゃん大丈夫でした?」
シャマル「安心してくださいひびき。疲労やストレスが溜まってるみたいですが、生体に問題はないですよ。ただ……」
シロー「って、なんかあったんすか?」
黒雪「…………」

クリス「本人が一番わかってるだろう? キミの義肢だよ。メンテナンスをせずに無理やり使って、無茶をし過ぎたのが知らずともわかってしまうよ」
黒雪「だっ、誰だ……?」
クリス「ふっふっふ、初めまして、私はクリス。美少女にして天才科学者さ」
シロー「お、お前いたのかよ……てか自分で言うなって」
シャマル「それじゃ、わたしは少しはずしますね。何かあったらすぐ呼んでください」
クリス「ああ、任せておきたまえ。……それで、キミの義肢を少々解析させてもらったんだが……」

クリス「どうにも、私の知っている技術が用いられているみたいでな。それに非常に興味深い構造をしている。
そこでキミさえよければ、より細かい解析をさせてほしい。もちろん義肢のメンテと修理もさせてもらいたいんだがな」
黒雪「し、しかし……それは……」
ひびき「黒雪ちゃん……」
クリス「ふむ……まぁ、いきなり初対面の相手に、体を見せてくれと言われても戸惑うのは当然、だな。
……それじゃあ、言い方を変えようか」

クリス「 頼む 」
黒雪「うっ!? ……うぅ……」
シロー(……クリスが頭下げんの、初めて見た気がするな)
黒雪「……わ、わかった。私の勝手であなたの厚意を無駄にできない……お願いします」
クリス「ありがとう。キミの協力、心から感謝させてもらうよ」

クリス「ふふ……はっはっは、これで、キミの綺麗な脚をじぃ~っくりいじくり回すことができるな」
黒雪「えっ!? ええっ!!?」
シロー「クリス、お前なぁ……」
クリス「はっはっは、安心したまえ。冗談に決まってるだろう?」
ひびき「えへへ、だいじょ~ぶだよ黒雪ちゃん! クリスさんいい人だからね」
黒雪「……す、少し不安だが……信用する」