クリス「やあシロー、キミの方から来てくれるとは珍しいな。実験材料になる覚悟ができたということかな?」

シロー「んなわけねえだろ。……それよりちょっと相談があるんだけど」

クリス「それはなおさら珍しいな。聞いてみよう」




シロー「第5班ここで、コイツより強い武器ってないか?」

クリス「五式斬機大剣、銘は『グランドスラム』……ないわけではないが、正直に言ってキミじゃ使いこなせないようなのしかないぞ。以前の試作ライフルのようなな」

シロー「ん~……そうかぁ……」

クリス「それにその剣は、キミが思うよりずっといい業物だ。それで物足りないとは贅沢にもほどがあると思うぞ」




クリス「まず新し武器を得る前に、自分自身を鍛えること。これは、当たり前のことじゃなかったか?」

シロー「ん~……そりゃそうだよな。わかった、相談に乗ってくれて助かったよ」

クリス「いや、いいさ。それより今度来るときには、また何らかの実験を用意して楽しみに待ってるさ」

シロー「……そんときにはぜってー断るからな!」


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コチコチ……


クリス「これは、礼代わりだぞっと……ああ、久しぶり。私だ」