ティアナ「しっ、シロー! 大丈夫!?」

シロー「おれはまぁ大丈夫だ。……まだ頭いてーけど。
     ゆっこ先輩も大事にはなってないってさ」

マト「シローが辻斬りにあったって聞いて心配したんだよ~! それでさ、その辻斬りってどんなだったの!?」

シロー「ああ、なんつーかスゲー強い女の人で、名前は……」

???テロス。強く殴られすぎたせいで、記憶が飛んだのか?」

シロー「お前に先に言われただけだよ! ……てかその声、まさか…………」




クリス「美少女かと思ったか? 残念、美少女のうえに私だ」

シロー「やっぱりお前か!! てかエクシアさんまでどうしたんすか?」

エクシア「病み上がりンとこ悪いが、次の仕事だ。その前に、今回の事件についてクリスから話がある。聞いてやれ」

ティアナ「クリスさん……もしかして……」

クリス「さすがに察しがいいな。今回の犯人、テロスは、我々5班……私が造り出したんだ」




クリス「正式名はT-elosテロス後期型機甲児童パンツァードールの一体で現行最新型の一人。対機対人戦における近接格闘を重視し、限りなく人間に近い運動性を発揮できるよう調整された、私の自信作の一人だ」

シロー「それが辻斬りしてるって、まさか……」

クリス「キミの推理は半分あってる……彼女は今、暴走しているんだ。おそらく自己学習モードに入り、バグか何かが起きたのだろう。戦闘経験を得るべく、無差別に戦闘を繰り返しているんだ」




クリス「私も事態収拾のため動いているんだが、とうとう2班が動きだしてしまってな。彼らの手にかかれば、捕獲する前に破壊されてしまうだろう。
    そこで、無茶な頼みだとは思うが、13班であるキミ達にテロスの保護、機能停止を依頼したいというわけさ」

ティアナ「……エクシアさん、そんなことできるんですか?」

エクシア「2班に直に話すわけにゃいかねぇしな。それにまぁ、撃破じゃなくて保護が目的なら、俺らだけでもなんとかなるはずだ」

クリス「それにゆっこから聞いた話だと、あいつはシローに何らかの興味を示しているようだったからな。キミがいれば、向こうから会いに来てくれるかもしれないというわけさ」

シロー「俺は釣り餌かよ……」

エクシア「スバル、ストレングスにも連絡しといた。それに今回は、俺も出るしな。それじゃ、さっさと準備するぞ!」

マトわーいっ! 初めての実戦だー!




クリス「……すまんな、エクシア。こんな無茶を聞いてもらって」

エクシア「らしくねぇぞ? お前はいつもみたく飄々としてりゃいい。それより戻ったら、あいつらにも礼をしてもらうからな」

クリス「……ふふっ、はっはっは! わかったよ。それではキミ達の武運を、祈っているとしよう」



………………








デュエルいいかお前たち、訓練通りやって見せてくれればそれでいい! 敵は一体だが油断はするんじゃあないぞ!!

「「「了解!」」」

バスター「やれやれ……相変わらず、うちのタイチョーさんはあっついねぇ」

デュエルうるさい! ……デュエル分隊、出撃する!!