
大ロボットプラント、通称「トリノス」。
現代技術の発展に伴い開発された人型機械を中心に、
様々な作業機械、兵器の開発、生産が行われている巨大な機械工場である。
現在は関東全域へ様々な企業の製品を、
高いレベルで量産、配送しているのだが…。
現在は先の人型機械暴走事件をきっかけに、
警察や各企業、防衛組織の調査を受けていた。

シン「ここが「トリノス」かぁ…
テレビで見たことあるけど、実際来るのは初めてだな…」
カノン「はぁ~……」
ゼロ「ここは自分達の故郷でもありますから、
帰郷したような気分であります。
……だからこそ、自分は少し複雑であります」
カノン「ゼロさん…。
きっと大丈夫ですよ! ここがおかしいんじゃないんです!」
シン「ここの技術は一級だって聞いてるしな。
それにゼロさんが平気だってのが、一番の証明になってるじゃん」
ゼロ「…ありがとうございます!
それでは、教官に会いに行きましょう!
自分をここまで育ててくれた、ここの責任者の一人であります!」
…………………………

FA「そのゲルググはAブロックに輸送してくれ。
いつでも納品できるよう、装備も準備しておけよ」
ザク「了解しました!」
FA「作業は迅速かつ正確にな。
給料をただ取りするなよ」
「教官殿~!」
FA「……ん?」

FA「ああゼロか、懐かしいな。
そちらのお二人は?」
ゼロ「はっ! ディフェンダー隊より調査に来た、シン殿とカノン殿であります!
教官殿も変わらず元気そうでなによりです!」
FA「いや、この仕事もまったく大変だよ。
以前の事件から休む暇もないしな。
だが、安心してくれ。 …この騒ぎも、もうじき終わる」
ゼロ「え…?」
シン「っ!?」
その直後だった…

「な、なんだ…うわああぁぁぁぁ!!」

「暴走! 暴走だ!! 早く生産ラインを封鎖しろ!」

シン「なっ…なんだ! カノン、なにがあった!?」
カノン「大変です! 生産ラインのロボットが暴走して…!」
ゼロ「そんな……き、教官殿!
なにをしたんですか!? 教官殿!!」
FA「わかってないな……こういうことだよ」

ゼロ「教、官…殿……?」
突然の暴走、突然の悲劇…
いったい、どうなってしまうのか……!