外から聞こえる若者の笑い声が怖いぜ……MoonNootです。

もうじき夏なので、本気で怪談話が怖くなるより前にちょっと怖い話でもしてみましょうか。

みなさ~ん、大丈夫ですかー?



リンさん「せっかく明かり落として蝋燭まで用意したんだ。期待しているぞ、マスター」
レイ「マスター殿の知能の程度がわかるのぉ。楽しみじゃ」

……プレッシャーかけるのやめてください。



 ミルル「こ、こわいですぅ~…」
フェイル「わ、わたしも怖いです!」
こっちはまぁ、なんとかなりそうだな。それより…



…アカネさんとアイリンさん、大丈夫ですか?

 アカネ「お、おぉおおう!まかせろってんだ!!」
アイリン「……………うむ」

……まぁ、いいかな。そんじゃ話すよ~。

これはボクが最近になって体験した話。

その日、ボクは久々に実家に帰った。
実家とはいえちょっとした田舎ってわけじゃなく、
わりと都会よりの二階建ての一軒家だ。
実家に帰るのは久しぶりだったのだが、
両親も家もあんまり変わってなくてボクはちょっと安心した。
久々に母親の料理も食べれたし、懐かしい自分の部屋に来れたのも嬉しかった。

でも夕方頃になって自分の部屋の布団(ボクの部屋は2階で畳なのです)で横になってるとなんとなく退屈になってきた。
両親は買い物に行っていないしテレビも特に見るものはない。
本も持ってきておらず、留守番なのに出かけるのも何なので、暇をつぶす手段はなかった。

その時、なんとなく自分の部屋の押し入れが気になった。
実家にいたころはよく押し入れのに本やおもちゃなどを押し込んでいたので、
なにか暇をつぶせるものがあると思ったんだ。

押し入れを開けると、望みのものはなかった。
上段には使っていない布団が何枚か置かれていたが、下段はからっぽ。
一人暮らしをする際、押し入れの中の物をほぼ全部を持っていったのを忘れていた。
かつてはギュウギュウに詰め込まれていたものが何もない。
自分で持ち出したとはいえ、それはちょっとだけ物寂しかった。

そのときふと、押し入れの天井に目が行く。
そこには点検口というのだろうか、とにかく小さな小窓のようなものが付いていた。
暇だったし興味もわいてきたので、
物が詰め込まれていたときには気付かなかったそこを覗いてみることにした。

押し入れに入り、小窓を開ける。
小窓は最初に少し引っ掛かりがあったが、それ以外は予想してたよりスムーズに開いた。
その先は予想どうり真っ暗である。
ボクは携帯電話のカメラのフォトライトを灯りがわりに上半身を突っ込むと、
屋根裏を照らしながらあたりを見回した。

その時、



アカネ「んぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」

 ミルル「きゃあああぁぁぁぁ!!」
フェイル「きゃあああぁぁぁぁ!!」





び、びっくりした!! なんだよアカネ!?

アカネ「な、ななななんでもねぇよ! 話し続けろ!!」

大丈夫? ミルルとフェイルつられて悲鳴あげてたじゃん。

…レイとリンさんは平気そうだね。

レイ「あたりまえじゃ。それより、話を続けてくれんかの」

……んじゃ、話しますよ。え~と、さっきの続きは……

その時、

変な箱のようなものを見つけた。
昔のクッキー缶とか、おかきが詰め込まれている四角い缶に似ている箱。
ボクは自分が持っていたおもちゃがこんなところに紛れたのだと思い、すぐに手を伸ばした。
屋根裏は埃っぽかったがなんとか手が届き、箱をすぐに引き寄せる。
触り心地なんかもまんま缶のそれであり、大して重くもなかったため難なく引き寄せることができた。

その箱を近くで見ると、ガムテープのようなものが巻かれているものの、まさにおかき缶そのものである。
昔、これと同じ缶にレゴやフィギュアを詰め込んでそのまま失くした経験があったので、
ボクは絶対にそれだと思いすぐにガムテープをはがして蓋を開けた。



アカネ「んぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」

 ミルル「きゃあああぁぁぁぁ!!」
フェイル「きゃあああぁぁぁぁ!!」




またっすかアカネさん……一旦やめましょうか。

アカネ「だ、だだ大丈夫だって! ほら続き続き!!」

一旦切りまーす。アカネさん連れてってくださーい。

 ミルル「つ、連れて行きますよ~」
フェイル「怖い話中断してよかったです……」
 アカネ「だ、だだだから大丈夫だって~~~~~ちくしょ~~~~!!」



レイ「ふむ、最後まで聞けんとは残念じゃのぉ」

う~ん、あのまま話すのも不安あったんだけどね(内容的に)。 
…あれ、アイリンさん?

レイ「気絶しとったぞ。かなり早いうちからな」

…マジっすか。

これからよく聞く怪談話。
夏の夜は短いけれど、眠れなくならないように……










おまけ



リンさん「…最初の悲鳴で、腰抜かした……」