両親の小話。


まずは子供の頃の父の話。



小学生の頃、自転車に乗ってお使いに行ったそうだ。


無事、用事を片付け家に帰ろうといつも使う道をのんびり漕いでいた。



しかし…



使い慣れた道のはずなのに、どんなに漕いでも家に着かない。


だんだん、不安になり前方から来る初老の男性がそばに来るのを待ち



「すいません、○○(父の家の町名)はコッチでいいですか?」



と聞いたらしい。


初老の男性は・・・



「そうや、このまま真っ直ぐ行けば○○やぞ」



ってにこやかに優しい声で答えてくれたので父は真っ直ぐ自転車を走らせた。



だけど、いくら走ってもやっぱり家にたどり着けない。


焦りだした父は、一度落ち着こうと自転車を止め周囲を見渡した・・・




知ってる風景のような---



知らない風景のような---



だんだん、訳がわからない事になって泣きそうになってきた



その時・・・



夕日が前方にある!!!



父はそこで我に返り、方向転換!


夕日を背中に感じながら無我夢中で自転車を走らせた。



気付けば、家の前に着いてたそうだ・・・




お使い場所から家まで10分もあれば到着するはずなのに父は3時間もかかった。


「おかげで遊ぶ約束がパーになっちゃったよ」って笑ってたけど、今でも父はあれは



狐に騙された



と言ってる。



あと、何故…夕日で我に返ったかもわからないらしい。




父は霊だのなんだの信じないタイプ(本人曰く信じたら怖いからw)なんだけどさ。


でも、【狐に騙される】事はあるって信じてるらしい・・・



なんじゃそりゃwww




ちなみに、この話は、ばあちゃん(父の母)に確認取ったら覚えてた。


あまりにも帰りが遅くてお使い先まで迎えに行ったら「もう帰ったよ」って言われて探し回ってたらしい。


家に帰った父は、ばあちゃんにガッツリ怒られたってさ(父は理不尽だ!って言ってたw)




自分は【狐に騙された】事はないけど、この現象の原因ってなんだろうね、、、