拙記事「予感」から心境の変化があったのでUP。

今回もイタイです。




チュートリアルのツッコミ担当 福田充徳


とかく相方徳井へスポットが当たりすぎその存在が翳みがちだが

彼にお笑いの才能が全くないわけではない。

むしろ単身で眺めれば彼とて結構気の利いた言葉を喋り

当意即妙にツッコミを挟み、

TVで活躍するには充分以上のセンスの持ち主なのである。



福田はいつ気づいたのだろう。

二人が一緒に遊び始めた小2のころか

濃厚な友達関係を築き始めた高3か それとも

福田が徳井を誘ってヨシモト入りした以降のことか


頭の回転が速く(でないとツッコミなど出来ない)

気配り上手な福田のことだから



いずれにしてもそのときがあったはずだ。

自分のお笑いのセンスが徳井を超えることは決して無いことを。 いや、



自らの笑いのセンスを見限った瞬間が



自分の最も近しい間柄の人間にたまたまとてつもない才があったことで

否が応でも悟らされた瞬間があったはずなのだ。



ひとが福田の立場に立ったとき直ぐ可能な行動は二通りある。

ひとつはハナからお笑いの道へは進まず、地道な仕事につくこと。

徳井の友達殆どがこの道を進んだ。


いまひとつは見限った時点でお笑いの世界から引退すること。

徳井の元相方瀬戸さんが選択した道でもある。



しかし、福田はそのどちらも選択しなかった

彼が選んだのは第3の道


自分は後ろに下がって

影ながら徳井の面白さを引き出すサポート役に徹すること。

それは相当な自己犠牲を払わなければできないことを覚悟してのことだ。



そして芸能界に限らず どこの世界であっても巨大な才能の傍らには

福田のようなサポート役

縁の下の力持ち、炉端のコオロギのような人物がいるものなのだ。



しかし


すぐ傍らで徳井を支えるとなると

自らもそれ相応の腕が必要だ。

自分のせいで徳井の足を引っ張るなどと言うことがあってはならない。

だからこそ


福田はひとの知らないところで努力を重ねてきた。

彼はどの番組に出演しても尻上がりに面白くなる。

時間が多少かかっても必ず結果を出しているのは

彼が見えないところで努力し続けた当然の結果なのだ。



白鳥は優雅に泳いでいるようで

実は水面下で必死に水をかいている。


しかしあひるだって何食わぬ顔で絶え間なく水をかいているのだ。



だから



外野から福田にこれ以上早く水をかけとかもっとしっかり泳げと言うのは

酷なことかもしれない。

福田の努力は彼をずっと見守ってきた良き理解者

たむけんさんや多くの優しい先輩方

何よりもすぐそばにいる相方の徳井さんが

一番よくわかっているはずなのだから。