今一番はまっている曲はシューマンの「幻想曲ハ長調」なんだが
そろそろ!
このシーズン、4月中旬まで
絶対外せない曲があるんだ。
ヨハン・セヴァスチャン・バッハ作曲
「マタイ受難曲」
言わずとしれた大バッハの代表作。
傑作ですな。
何故期間限定かというと
これ、新約聖書「マタイによる福音書」より26,27章
イエス・キリストの受難を音楽により表現した作品であるから。
欧米では一般に復活祭までに集中して演奏されるそうだ。
(えっと、ここまで合ってるよね、ね?)
自分はこれを
メンゲルベルク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
で所有している。
1939年録音の。
購入したときチャイコフスキーの6番交響曲とのBOXにもかかわらず
千円前後の価格破壊だった。
だけど、今まで聴いたどの受難曲より圧巻だった!
音は古いけれど(当時のライブ盤としては驚異的にクリア!)、
迫力が違うんだ。
なんというか切迫感、悲愴感が!
それもそのはず この録音当時
ナチスドイツがオランダを侵略する直前の緊迫した状況だったから。
当然ユダヤ系オーケストラ団員も演奏に多数参加していたことだろう。
その後この指揮者と団員達が歴史の渦に翻弄されたのをみて
自分は聴きながら悲痛な思いをするのだ。