珍しく、彼女から深夜の電話が鳴る。

・・・「なんでもないよ」と言っていても、いつもの如く、彼女は泣いている。

「眠れなくて」なんて言い出すときは、結局、そういうことだ。言わなくても、わかる。


そしてまた、いちいち訊かないけれど、くだらない話をしつつ、とりあえずまぁ、頑張っていこうよ、と。


そんなことにも慣れっこになったし、そうやって支えていくことしか出来ないわけで、彼女もまた相変わらず危ういのだけれど、これが正しいやり方だと、信じるしかなくて。


涙声での彼女の「ありがとう」は、ちょっと懐かしいような。

・・・しかし、本当に、何年経っても変わらないなぁ・・・・・・。良くも、悪くも。