特に何かがあったわけでもない。
特に何かされたわけでもない。
私から何かしたわけでもない。
ただあの時
偶然
そばにいただけ。
ただその時
少しだけ
距離が近かっただけ。
それまでは
時々見掛ける人だった。
それまでは
挨拶を交わす程度の人だった。
さっき
あの日以来初めて職場に来てた。
まだ3日しか経ってないのに
ずいぶん前のようにも感じる。
あの人は
やっぱり以前のように
普通にしていて
言葉遣いや態度も
いつも通りだったから
私も普通な顔して仕事してた。
本当はね
あの日ちゃんと帰れたのか
家族とは仲直りしたのか
あの日の会計がどうなったのか(笑)
話しかけたいこと
たくさんあったけど
お互いに勤務中だっから
話せなかった。
唯一
私が帰宅準備で席を離れた時に
私の席に座っていて
戻った私を見て
『すいません』
と言われたから
『もう帰るのでどうぞそのまま』
と言葉を交わしただけ。
最初にも書いたように
何かがあったわけでもない。
何かされたわけでもない。
なのに
あの時いろんな話をして
たまたま裏の顔の一部を
覗いてしまったからだろうか。
あの時アルコールが入ってたのと
カラオケの音と薄明かりの中で
距離が近かったせいだろうか。
あの時のことを思い出して
二人だけの秘密を持っているような
不思議な感覚に陥った。
でもきっとそれは私だけで
あの人にしてみたら
今日のことは
ごく普通なやりとり
だったのかも知れない。
久しぶりに
どきどきした(笑)
もしあそこで私が
普通に話してたら
どうなっていただろう。
普通に話せたとしても
周囲の人が『なんで?』と
思うだろう。
それくらい
普段は接点の無い2人。
特に私の席の後ろにいる
10年のベテラン事務員さんは
不快に思うんだろうな。
もう
あんなふうにお喋りすること
無いんだろうな。
ちょっと残念。
いつか
普通に話せますように(・ω・)