今回はワイヤレスイヤホンマイク「BONX GRIP」のバッテリーを自分で交換しちゃおう!という記事です
事の経緯ですが…
紛失してしまったBONXの代わりに購入したのは中古のものでした。バッテリー内蔵製品の中古って劣化具合が分からないから結構リスクが高いんですよね。メーカーの仕様だと状況にもよりますが連続通話時間は約7時間となっています。ですが私が購入したセットは片方が5時間くらい、もう片方は4時間くらいしか持ちませんでした。
これだと滑りに行った時に朝イチで装着すると、お昼ぐらいで電池切れになってしまいます。トマムに行った時は休憩の時にモバイルバッテリーに繋いで充電しながら使っていました。
お昼休憩をしないで滑ることも多いので、途中で充電するのは非常に面倒くさい!そこで考えたのが「内蔵バッテリーを自分で交換する!」です。
以下の方法でバッテリー交換は可能ですが、
真似をされる方は自己責任にてお願いします。何か問題が発生しても私は一切責任を負えません。
まずは殻割りです。
表面のフタ(少し柔らかい素材)と中心の硬い素材の間に工具を差し込んで剥がしていきます。黒い両面テープで接着されているようですが、再利用は出なさそうなので剥がしてしまいましょう。
内部構造です。
赤○基盤を固定しているネジが4カ所。
青◯バッテリーのコネクタです。
バッテリーコネクタは引っ張れば外せますが、とても小さいのでマイナスの精密ドライバーで隙間を少しずつ広げながら外しました。
ネジを外せば基盤が取れるのですが、赤◯のところにマイクの配線があるので注意です!無理に外すと切れてしまいます。
写真に写っていなくて申し訳ないのですが、本体の丸くなっているところに丸型のバッテリーが両面テープで固定されています。
外したバッテリーです。
型番は「VARTA CP1654 A3」というもの。これを新しいものと交換をします。コネクタは再利用をしたいので、バッテリーにスポット溶接されている板をペンチで引っ張って外します。
バッテリーを交換した後です。
本当はコネクタをハンダ付けで固定したかったのですが…。材質がステンレスなのかな?ヤニ入りハンダでも乗らず…。追加でフラックスを使えば良かったのだろうか。この辺りの知識と技術は今後習得していきたい。
そんなわけで、苦肉の策として薄手の強力両面テープと、あらかじめ貼ってあった絶縁フィルムで固定しました。とりあえず引っ張っても外れないくらいの強度は出ています。
最後はフタに両面テープを貼っていきます。
貼る場所はアウトラインに沿った少し高くなっている部分です。
細切りにした両面テープを貼ろうと思ったのですが、細かい部分のカーブが難しくて貼れなかったので写真のように全面にテープを貼り、アウトラインに沿ってカットする方法にしました。
こんな感じです。
多少はみ出ても問題無いと思います。重要なのは防水性ですね。耐寒性はどうだろうか?
本体と合わせれば完成です!
この状態で電源オンはもちろん、スマホとのペアリング、充電も問題無しでした!
肝心の連続通話時間は…また冬になったら分かるでしょう
BONXは中古でも結構な販売数があるのですが、その大半が電源が入らないとか、すぐに電源が落ちるといったものです。
これは私の推測なんですが、シーズン最後にボンクスを使って充電をせずに長期間放置する。またはシーズンオフ中に自然放電してしまいバッテリーが劣化、次のシーズンで使おうと思い充電するも出来ず。といった具合なんじゃないでしょうか。
メーカーさんの方でバッテリー交換ができればいいのですが、残念ながら修理は不可との回答になっています。今回の記事を見ていただければ分かりますが、バッテリー交換自体の難易度はとても低いんですよ。それなのに出来ないってことは修理に対する体制が整っていないのでしょう。もともとクラファンでできた製品ですし。
もしお手持ちのBONXのバッテリー持ちでお悩みの方がいたらぜひ挑戦してみてください