カンナ刃研磨の続きです。


やっぱり気になっちゃうんで目の細かい耐水ペーパーで仕上げ研磨をやってみた。

用意したのは耐水ペーパー#2500〜#10000、少し厚めのガラス板、ガムテープ、滑り止めマット。


見ての通り耐水ペーパーをガラス板にガムテープで貼り付けて、水をかけながら研磨するわけです。


ガラス板を使うのは、そこらにある板より面が平滑であることが理由です。他にも人工大理石を使う方法もありますが、昔使っていたテレビ台をバラした時に残していたガラス扉があったので使ってみました。



砥石を使う時もそうですが、まず右手で削る面をビタッとくっつけます。



左手は全体を添えつつ下に軽く押さえつけるイメージです。



この方法で#10000まで磨いてみました!

ビッカビカの超仕上げです!



ここからが大変な刃の高さ調整です。

置いてあるのはアルミの角パイプで、中にネオジムマグネットが仕込んであります。後盤は鉄なので角パイプがビタッとくっつくんです。



プラスドライバーを使って刃の高さを調整していきます。左に回すと刃が引っ込み、右に回すと刃が出てきます。


これはYoutubeで見た方法ですが、刃と角パイプの間に紙を挟んで調整すると紙を引っ張ったときに

紙がスカスカ→刃の高さが足りない。

紙が動かない→刃が出過ぎ。

ということになります。これは良いアイデアですね!


この方法で目指すのは「わずかに紙が引っかかる調整」です。でもこれがまた大変なんですよ。

左右均等にやらなくちゃいけないし、手前がOKでも奥を調整するとズレちゃうし、さらに刃を固定する板が4本のボルトでとまっているんですけど、これを締めると僅かにズレる…もう根気との勝負です。そのかわり調整がバチっと決まった時は嬉しいですけどね。



削ってみた感想はそこそこって感じです。引っかかりもなく悪くない。でもなんか均等に削れてないような気がする…


こういう時は板に鉛筆で格子状に線を書いて均等に削れているかをチェックする。


…どうやら中央が削れていないようだ。


平なものに刃を当ててみたら隙間が空いていた。



素人が研いだ結果だし均等に研磨できてなかったんかなと思い、別でストックしてあった交換刃も見てみたら隙間が空いていました。謎です。


これを修正するとなると多くの時間が必要です。しかしそんなこともしていられないので、今持っている刃を全部業者さんに出して研磨してもらうことにしました。


結論!カンナ刃を素人が真っ直ぐに研ぐのは難しいので、潔く業者さんに出しましょう!

※包丁などはご自身でやられていいと思います。