はんぶんこさんは私の教育係


あっという間に

研修最終日が来てしまった


お世話になった

はんぶんこさんに

最後のご挨拶をし

職場を後にし

車に乗り

ドアを閉めたと同時に

私の瞳から涙が溢れた


離れたくなかった

ずっと

そばにいたかった


はんぶんこさんのあたたかさに

包まれていたかった


でもそれは叶わなかった


その日から

私の魂は浮遊したのでした


私の魂は

はんぶんこさんについて行ったようでした